債務整理中に住宅ローンを組むことができますか？

債務整理中に、住宅ローンを借りることはできるのでしょうか。そもそも住宅ローンの審査は厳しいのに、借金を返済できないことがまるわかりである債務整理中に、本当に借りられるのかどうかを知りたいという人も多くいることでしょう。

今回は債務整理中に住宅ローンを借りられるかどうかを解説していきます。

債務整理中にローンは借りられない

債務整理中には、基本的に住宅ローンを組むことはできません。なぜなら、債務整理をすると信用情報機関のいわゆるブラックリストに名前が載るためです。

信販会社や金融機関、クレジットカード会社などは、ここから情報を得て住宅ローンを組めるかどうかを判断します。つまり、債務整理中でブラックリストに名前が載っていれば、住宅ローンを組むことができません。

ブラックリストに載っていようがいまいが、住宅ローン自体審査が厳しく落ちる人も多くいます。

基本的には安定した収入があることが前提で、パートやアルバイト、派遣社員といった不安定な雇用形態では通らないこともあります。正社員で勤続年数が長く、健康状態に何ら問題がなければ審査に通る確率は高いです。

基本的に債務整理中は住宅ローンを組むことはできません。ただし、債務整理をした金融機関とは全くかかわりのない別の機関を使用することで、住宅ローンの審査に通る可能性があります。

債務整理をした金融機関であるなら、時間がたってブラックリストから名前が消えたとしても住宅ローンの審査に通ることは難しいと言わざるをえません。そのため思い切って金融機関は替えてみるのがいいでしょう。

そもそも住宅ローンに通らないのは、信用がないからです、とくに債務整理中であれば、なおさら信用できないでしょう。そんな時は、頭金をかなり多く用意するといいでしょう。

現金を多く用意することによって、貯蓄をできることや計画的な返済も可能ですよ、ということをアピールします。

債務整理をする前からローンを払って住んでいる家がある場合には、任意整理や個人再生の場合には住宅ローンを続けて支払うことになります。

債務整理中だからといって軽減されるわけはなくそのまま払い続ける必要があります。その代り住宅にも引き続き住み続けることができます。

債務整理中というのは、お金に関して信用がないといっているようなものです。そのため、金額が大きい住宅ローンの審査には通らないこともよくあります。

債務整理中であればなおさらです。まずはブラックリストから名前が消えるまで5年から10年待ち、名前が消えたことをきちんと確認してから住宅ローンを組むようにしましょう。