債務整理を行うと会社に知られますか?

借金がかさんでできれば債務整理を行いたいけど、家族や会社に知られるのは避けたいと考える人は多いのではないでしょうか。

そもそも、債務整理をすると、家族や会社に知られてしまうものなのかどうか、その点が重要です。個人情報でもあるため、簡単に情報が流出してしまうのも、問題だといえるでしょう。ここでは債務整理をした時に家族や会社に知られてしまうのかどうかを解説します。

債務整理の種類にもよる

家族や会社に知られてしまうかどうかは、債務整理の種類にもよります。誰にも知られることなく内緒でできるものもあれば、会社に知られてしまうものもあるので注意が必要です。

債務整理の種類ごとに、どのようになっているのかを詳しく知っておきましょう。

任意整理

債務整理の中でも、任意整理は会社どころか同居している家族にさえ知られることなく自分だけで納めることができます。

とはいえいくら任意整理でも個人で解決しようとすると、どうしても自宅に関係書類などが届くので同居の家族には知られるリスクがあるでしょう。弁護士などに頼むと、そういった書類関係はすべて弁護士の元に届くようにできるので、費用はかかりますが誰にも知られる心配はありません。

とはいえ、たとえ個人で任意整理を行った場合であっても、会社に知られるということはまずないでしょう。

個人再生

個人再生を行った場合には、国が発行する官報に住所や氏名が記載されてしまいます。とはいえ日常的に官報を読んでいるのはごく一部だけであり、基本的には金融機関関係者か法律関係者くらいのものです。

少なくとも、一般的な会社で読んでいる人はほとんどいないでしょう。個人再生の場合は弁護士に依頼して手続きなどもしてもらえるので、郵便物などもすべてそちらに届きます。よほどでない限り、会社に知られることはないでしょう。

自己破産

自己破産の場合は、こちらも官報に記載がされます。また、自己破産を申請してもできなかった場合に、破産者名簿に載ってしまいます。

とはいえ、破産者名簿は役所が管理していて一般には公開されないため、まず目にすることはありません。自己破産も裁判所に出入りしているところを見られる、などといったことがない限り、とくに会社に知られるようなことはないでしょう。

まとめ

家族や会社に知られる状況というのは、どちらかといえば債務整理をした時ではなく借金の返済が滞って督促が届くときです。かなり滞ってしまうと、会社に電話がかかってくることもあるので、知られてしまうリスクが高いです。

そのようなことにならないよう、借金の滞納はしないように気を付けましょう。

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