債務整理を弁護士に依頼する際には、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。実はいくつかの注意点があるので、事前に確認しておきましょう。
注意点を守って依頼を出すことで、問題なく債務整理を進めることができるでしょう。ここでは債務整理に関する依頼を弁護士に出す際の注意点を、詳しく解説します。
弁護士に依頼するときの注意点とは
債務整理は、任意整理であれば個人でも可能です。しかし、借入先の金融機関との交渉やさまざまな書類の作成など、なれていない素人では難しいのではないでしょうか。
そのため、個人再生や自己破産だけでなく、任意整理も弁護士などの専門家に頼むのが一般的です。しかし、弁護士に依頼するには事前準備や注意点があります。どのような点に注意するべきなのかを、知っておきましょう。
注意点①依頼内容を明確にしよう
依頼の内容を明確にする、ということが重要です。例えばすでに少しの余裕もなく借金を支払うことができないから自己破産したい、わずかでいいから借金を整理したい、どうすればいいかわからないからとりあえず相談したい、などです。
さらに、相談だけでいいのか、その後の交渉まですべて任せたいのかどうかも初めに伝えておくといいでしょう。また、後になってのトラブルを防ぐためにも、払える予算もきちんと伝えておくことが重要です。
注意点②嘘はつかない
依頼をするときに、嘘はつかないようにしましょう。たとえ自分に不利な事柄であったとしても、正直に伝えることが大切です。はじめについた小さな嘘のせいで、後々弁護士の信頼を失ってしまった、などということもあるので注意しましょう。
注意点③無断で行動しないこと
債務整理を依頼している最中に内緒で別に借金をしてしまう金融機関に勝手に話をしに行ってしまうなど、弁護士に内緒で勝手な行動をしてしまうと弁護士の動きを阻害してしまいます。何かしたいときには、必ず相談してからにしましょう。
注意点④契約書の内容はかならず確認しよう
契約書を作成した際には、必ず内容をチェックしてください。後になってそんなことは聞いていない、知らないということがないようにしましょう。また弁護士に渡す報酬も、事前に確認が必要です。
注意点⑤関連資料はすべて提出
借金が多くて恥ずかしいからとか、きっと関係ないだろうとか考えて必要かもしれない資料を隠すのはやめましょう。その資料があればもっとスムーズにいったのに、ということも起こるかもしれません。
一見関係のなさそうな資料もまずはきちんと弁護士に見せて、相談するようにしましょう。
まとめ
弁護士に相談するときには嘘をつかない、事前に費用の相談をしておくなどさまざまな注意点があります。注意点をきちんと守って、弁護士と良好な関係を築くことがスムーズな債務整理への第一歩です。